一般的にライバル役に魅力がないと、そのストーリーは締りません。その点『餓狼伝説』(1991年~)シリーズ(SNK)には至高のライバル役が君臨しています。そう「ギース・ハワード」です。
ギースとは、主人公(プレイヤーキャラ)の父親の仇で、さらに強大な権力を振りかざし街を牛耳るギャングのボス、更にダメ押しで、古武道の達人にて腕っぷしも滅法強いとくれば、これ以上の敵役は有り得ません。まさにワルの権化に必勝を誓い我々プレイヤーは立向かうのです!
…?ある時ナムコスキー、ふと違和感が生じました。あれ?ボガード兄弟+1名(プレイヤーキャラ)よりもギースのほうが魅力的じゃね!?私だけでしょうか?
有り余る金で作り上げた、間違っちゃったジャパネスクのギースタワー屋上のステージ。とんだお茶目な一面も見せるとは流石ギース様。重厚な寺院風の道場?に仏像やら甲冑、幟(のぼり)などがズラリ、シリーズを重ねるごとによりデコラティブになっていき、最高にイカします。
そこに流れる曲もまた、最高なのです。ボスに相応しく純粋にカッコいい。初代「ギースにキッス」ですでに完成されていましたが、『餓狼伝説スペシャル』(1993年稼働)の「ギースにしょうゆ」がマイベストであります。和風=しょうゆ、いささか安直ではありますが、掛け声、太鼓、拍子木、尺八などが巧く効いて、痺れます!
蛇足ですが『~スペシャル』は、山田十兵衛、不知火舞、ギース、隠れキャラのリョウ・サカザキなど、和風キャラ過多ですね。
『~スペシャル』において大ブレイクした『餓狼伝説』は以後、着実にシリーズ展開しSNKの看板となり、『ストリートファイター』シリーズ(カプコン)と対戦格闘ゲーム時代においての双璧を築いたのは皆さんも良くご存じのことでしょう。
(*゚∀゚)っナムコスキーのココを聞いて!
00:40~キッコーマン?も真っ青の和風ロックを嘗め回そう♪
(*゚∀゚)=3ナムコスキーの一言いわせて!
打撃、飛び道具が主流の中で、必殺技「当て身投げ」は画期的でした。
SNKはイイ意味で曲名がふざけていますね。100メガショック!